一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 国内の持続可能な観光地の利用促進を目指す
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2020.06.12 【情報源】ドイツ/2020.05.28 発表
ドイツ連邦環境省のシュルツェ大臣は、連邦環境省が国家気候保護イニシアチブの枠組みで3年に渡り資金を拠出してきた観光開発プロジェクトの最終会議に出席した。このプロジェクトは、ドイツ国内における自然と気候に配慮した持続可能な観光とその目的地に関するアイデアやヒントを集めたもの。「短い移動で大きな経験」をモットーに進められたプロジェクトでは、チューリンゲンでのカヌー体験やザールランドにおける木造建築物での宿泊、バイエルンのハスキーツアーまで、大量のカーボンフットプリントを排出することなく楽しめる宿泊施設や体験、地域を紹介している。シュルツェ大臣は、「新型コロナの影響により、多くの人が次の休暇の計画を立て直している。このプロジェクトでは、ドイツ国内には魅力的な観光地がたくさん存在することを示している。地域のパートナーと連携する観光事業者が増えており、地域経済や地域の価値創造を強化し、より持続可能な観光に貢献している。既存の気候に配慮した旅行商品に関する情報が改善されたことで、消費者も判断をしやすくなった」とプロジェクトの成果を評価した。【ドイツ連邦環境省】