一般財団法人環境イノベーション情報機構
ボン条約、2020年世界渡り鳥の日をオンラインで開催へ
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2020.05.26 【情報源】国際機関/2020.05.07 発表
ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)とアフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定(AEWA)は米コロラド州拠点のNPO「Environment for the Americas」とともに、2020年世界渡り鳥の日を5月9日に開催し、渡り鳥とその生息地の保護のための国際協力を訴える。世界の1万1000種の鳥類のうち約1800種が渡りを行い、一部は国境を越えて長距離を移動する。渡り鳥は繁殖、採餌、休息、越冬などのために、渡りルート上の湿地、森林、草地などのネットワークに依存しており、渡り鳥の生存と福祉にとって多国間の協力は不可欠である。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりのため、今回のイベントはオンライン上で行われ、相互交流の場や教育プログラムが数多く提供される。世界渡り鳥の日は2006年にケニアで第1回が開催され、現在では年2回、5月と10月の第2土曜日に世界各地でさまざまなイベントが行われている。【ボン条約】