イギリス環境・食糧・農村地域省、包括的な環境法案を議会に提出

　イギリス環境・食糧・農村地域省（DEFRA）は、25カ年環境計画に法的基盤を与える包括的な環境法案を議会に提出した。法案には広範な課題を対象に、対策と法的拘束力を持つ目標が盛り込まれた。主なものとして、プラスチック廃棄物については、途上国への輸出規制、飲料容器のデポジットリターン制、国内のリサイクルシステムの改善などを推進する。大気質については環境基準に適合しない車両などのリコールを製造者に命じる権限、水質では水事業者への指導の権限などが導入される。自然や生息地の保護・回復については生物多様性ネットゲインの確保、保全カベナントの締結の法制化を進める。このほか、あらゆる環境関連の政策と法令について政府や公的機関に対して義務の履行を求めることができる独立した機関が新たに設立されるほか、2年に1度、国際的な環境法の進展に関するレビューを行い、その成果をイギリスの環境政策に取り入れることが盛り込まれた。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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プレスリリース

https://www.gov.uk/government/news/environment-bill-sets-out-vision-for-a-greener-future