一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 生態系を活用した適応策促進プログラムに6000万ユーロを支援
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2019.12.19 【情報源】ドイツ/2019.12.05 発表
ドイツ連邦環境省は、マドリッドで開催中のCOP25において、生態系を活用した適応策(EbA)を促進する3件のプログラムに、合わせて6000万ユーロを支援することを公表した。対象となるのは、1)特に優れた対策の開始を支援することを目的とした国連環境計画(UNEP)と国際自然保護連盟(IUCN)が実施するプログラム「生態系を活用した適応策の実施とアップスケーリングの支援」、2)ドイツ世界飢餓援助機関(Deutsche Welthungerhilfe)が実施するカリブ海沿岸地域における生物多様性の回廊となっている農村地域の生態系を活用した適応策と森林再生プログラム、3)ドイツ復興金融公庫(KfW)が実施するカリブ海諸国における気候変動の悪影響を減らすための生態系の保護と持続可能な活用を目的としたプログラムである。シュルツェ連邦環境大臣は、「自然は、気候保護と気候変動への適応に最良の解決策を提供し、社会的利益をももたらすことがある。発展途上国では人々は自然に依存していることが多く、気候変動への適応を進めるあたり、これらのプログラムは、人々の支援につながる」と述べた。【ドイツ連邦環境省】