一般財団法人環境イノベーション情報機構
アジア太平洋地域気候週間、バンコクで開催へ
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.09.17 【情報源】国連/2019.08.26 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、2019年9月2〜6日にバンコク(タイ)でアジア太平洋地域気候週間(APCW)が開催されることを報じた。地域気候週間は、アフリカ、ラテンアメリカ・カリブ、アジア太平洋で毎年開催されており、各国政府と非政府主体が気候課題について多面的に協議している。今回のAPCWでは、2019年9月23日にニューヨークで開催される気候行動サミットの9つの議題のうち5つ、エネルギーと産業の移行、インフラ、都市と地域の行動、レジリエンスと適応、自然に基づく解決策、に焦点を当てる。本会議では市民社会の代表として環境団体YouthENを運営するタイの若者のスピーチが行われる。APCWの運営は完全に気候中立な方法で行い、参加者の移動など避けられない温室効果ガス排出はクリーン開発メカニズム(CDM)認証クレジットを購入してオフセットする。国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)によると、アジア太平洋地域では近年、気候変動によって自然災害の強度と頻度が増し、その損失は年6750億ドル(この地域のGDPの2.4%に相当)に上る。【国連気候変動枠組条約】