一般財団法人環境イノベーション情報機構
カナダ環境・気候変動省、プリンス・エドワード・アイランド州の保護区を拡大
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2019.09.03 【情報源】カナダ/2019.08.14 発表
カナダ環境・気候変動省は、カナダ自然基金を通じてプリンス・エドワード・アイランド州の保護区を拡大すると発表した。政府は、同州の野生生物の生息地保護、湿地帯の保護と回復、自然保護区拡大を目的に、カナダ自然基金を通じて資金提供する。政府は同州およびザ・ネイチャー・コンサーバンシーなど3つの自然保護団体に資金を提供し、これらの3団体と同州が協働して、同州にある生態学的に敏感な18の地域を取得して保護区として管理する。プリンス・エドワード・アイランド州は、カナダで最も人口密度が高く、私有地も多いため、他の州と比べて保護区の設置が難しい状況にある。同州では保護区の割合を現在は土地の3.6%だが、2020年までに7%へ拡大しようと取り組んでいる。政府は、自然環境は同国にとって貴重な資源であり財産の中心という考えから、陸地や海域の自然保護区を2倍に増やす目標を掲げている。2018年予算からは自然保護のために史上最高の13億5000万ドルを投じた。【カナダ環境・気候変動省】