欧州委員会、アフリカの角における干ばつ救援に5000万ユーロ提供
欧州委員会は、アフリカの角とよばれるアフリカ東部のソマリア、エチオピア、ケニア、ウガンダで干ばつ被害を受けた地域に、人道支援として5000万ユーロを提供すると発表した。同地域では、雨季の降雨量が2季連続で少なかったことによる干ばつ被害で、1300万人が緊急の食糧援助を必要としており、推定で400万人以上の子供が急性栄養不良に、300万人の妊婦や授乳中の母親が栄養不良になっている。家畜の放牧や自給農業で生活する世帯が多い同地域では、長期にわたる干ばつが食糧入手や生計手段に深刻な影響を及ぼす。2016〜2017年にも深刻な干ばつに見舞われており、短期間に干ばつが繰り返していることで、各世帯の生計回復が難しくなり、食糧価格の高騰によって貧しい世帯が必要最低限の食糧を入手するのも困難な状況になっている。今回の支援金は、食糧援助、医療サービスの提供と栄養不良への対処、人と家畜への水供給状況の改善、各世帯の生計手段の確保を目的としており、同地域で人道支援を行う団体の活動規模拡大にも充てられる。【欧州委員会】
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