一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、2020〜2023年度の執行・遵守保証優先領域を発表
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2019.07.02 【情報源】アメリカ/2019.06.12 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、2020〜2023年度の執行および遵守を保証する7つの優先領域を発表した。うち6つは、EPAの執行・遵守保証局(OECA)が統括する以下の国家コンプライアンス・イニシアティブ(NCI)である。1)固定発生源からの有害汚染物質排出削減による地域社会の大気清浄化
2)有害廃棄物施設からの大気汚染物質の排出削減
3)車両用ディフィートデバイス(排気ガス検査の時だけ有害な排出物質を減らす装置)の製造販売の禁止
4)国家汚染物質排出防止システム(NPDES)認可制度の不遵守事例の大幅低減
5)市町村水道システム(CWS)における飲料水基準の不遵守事例の低減
6)産業・化学施設における放出事故リスクの軽減
今後各NCIについて遵守支援、自己監査、執行措置などからなる実施枠組みが策定される。
7つ目は子どもの鉛曝露と健康被害を減らすことを目的とした鉛行動計画で、鉛の危険性を考慮した改築、鉛曝露地域のマッピングツール、意識啓発キャンペーンなどが含まれている。【アメリカ環境保護庁】