一般財団法人環境イノベーション情報機構
EPA・半導体業界がフッ素系ガスの10%削減に同意
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.04.11 【情報源】アメリカ/2001.03.09 発表
EPAと半導体産業協会(Semiconductor Industry Association;SIA)は、3月13日、ワシントンDCにおいて、最も強力で、分解しにくい温室効果ガスである、フッ素系化合物の自発的な排出削減協定に署名した。協定は、2010年までに、1995年レベルから10%、フッ素系化合物の排出を削減することを目指す。SIAは21の半導体製造事業者を代表して、この協定に署名した。フッ素系化合物には、パーフルオロカーボン(perfluorocarbon)、ハイドロフルオロカーボン(hydrofluorocarbon)、六フッ化硫黄(sulfurhexafoluoride)などが含まれるが、これらの物質は、CO2の10,000倍(平均)の温室効果を持ち、大気中に2000-5000年もの間とどまる。これらのフッ素系ガスは、半導体製造設備の洗浄や、シリコン基盤のエッチングなどに使用されている。
今回、協定に参画した主な会社には、ヒューレット・パッカード社、インテル社、IBMマイクロエレクトロニクス部門、モトローラ社、ソニー・セミコンダクター社などが含まれている。
技術に関する詳細な情報はEmail: rand.sally@epa.gov まで。【EPA】