一般財団法人環境イノベーション情報機構
カナダ環境・気候変動省、気候変動への適応で太平洋気候影響コンソーシアムと連携
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2019.02.27 【情報源】カナダ/2019.02.12 発表
カナダ環境・気候変動省は、気候変動への適応に必要な情報を共有するため、ビクトリア大学に拠点を置く「太平洋気候影響コンソーシアム」と連携すると発表した。カナダではブリティッシュコロンビア州の夏季の森林火災や東部の春季の洪水などの極端気象が発生しており、2018年は19億ドルの物的損害を受けた。これを受け、国民に正確で信頼できる気候情報を提供するため、2018年にはカナダ気候サービスセンターが設立されている。今回カナダ政府は、太平洋気候影響コンソーシアムに5年間にわたって125万ドル投資することを決めた。同コンソーシアムは、リアルタイムの気候情報とともに過去のデータと気候予報、カナダの太平洋地域およびユーコン地域における気候変動の影響分析を、住民から研究者まで万人に提供する。マッケナ環境・気候変動相は、「今後も気候変動の影響が予想されるなか、国民に信頼できる気候情報を提供する科学機関の支援が必要だ」としている。【カナダ環境・気候変動省】