一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、2018年度の環境法令執行措置の実績を報告
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2019.02.26 【情報源】アメリカ/2019.02.08 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、2018年度に連邦環境法令の違反に対し実施した法執行措置の実績を報告した。2018年度にEPAは各州や部族の法令遵守プログラムと協力して活動し、執行に当たっては特に環境・健康面の改善効果、違反抑止効果、浄化の促進、環境規制プログラム実施の一貫性を重視したという。報告では主な成果として、汚染当事者による(1)廃棄物(推定5億4000万ポンド)の処理・削減・適正処分、(2)大気や水の汚染物質(約2億6800万ポンド)の削減・処理・除去、(3)汚染土壌や汚染水面(約2億4400万立方ヤード)の浄化、の履行確約を得たほか、EPAの排出基準を満たさない約2200台の車両とエンジンの違法輸入の阻止、スーパーファンド法執行措置の適用による150か所以上の浄化と再開発、などを実施したとしている。また鉛含有塗料に関連した140件の法執行措置を改修業者、家主、管理者、不動産業者などに対して講じることで鉛曝露も低減したという。【アメリカ環境保護庁】