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環境ニュース[海外]

フランス、新たな環境健康計画の策定と内分泌攪乱物質国家戦略案の意見公募を開始

健康・化学物質 環境ホルモン】 【掲載日】2019.01.28 【情報源】フランス/2019.01.14 発表

 フランスの環境連帯移行省と連帯・保健省は、2019年末までの第3次国家環境健康計画を引き継ぐ第4次計画(PNSE4)の策定を開始すると発表した。PNSE4は「私の環境、私の健康」と題され、環境要因による健康影響の低減を目的とする。環境、保健両大臣は計画の軸として、生涯曝露量(exposome)の知識、情報提供と訓練、地域の行動の拡大、曝露と環境不公正の低減、の4つを設定している。両大臣の主導のもとに国内の幅広いステークホルダーが「健康環境グループ(GSE)」(対話のための全国機関)の枠組みで策定を進めるという。
 また、両省はPNSE4の主要な要素ともなる第2次内分泌かく乱物質戦略案(SNPE2)の意見公募を開始した。フランスは2014年4月に世界に先駆けて内分泌かく乱物質国家戦略を策定した。これに続く第2次戦略(2019〜2022年)のため、2018年2月に議員、行政、モニタリング機関、環境・消費者保護協会、産業などが参加する作業グループを立ち上げて策定を進めてきた。戦略案は、物質リストの作成、身近な製品のリスクについての広報と情報ウェブサイトの開設、保健専門家や自治体職員の訓練、内分泌かく乱作用が疑われるが未規制の物質についての消費者製品の分析ほか、多数の施策で構成されている。【フランス環境連帯移行省】

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