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環境ニュース[海外]

イギリス、包括的な大気汚染対策のための「大気浄化戦略」を公表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2019.01.25 【情報源】イギリス/2019.01.14 発表

 イギリスは、国民の健康と環境の保護、クリーン成長と技術革新の追求、運輸、家庭、農畜産業、産業の各方面からの汚染物質削減に取り組むことを内容とする「大気浄化戦略」を公表した。大気汚染物質のなかでも世界保健機関(WHO)が特に有害とする粒子状物質(PM)については厳しい基準を導入し、PM濃度がWHO基準を超える地域に住む人々の数を2025年までに半減することを目指すという。政府は、同戦略によって、大気汚染による社会的損失額が2020年までに年間17億ポンド減少し、2030年からは年間53億ポンド抑えられるとみている。同戦略は、運輸や産業といった部門のほか、PMの一大排出源となっている住宅のストーブや暖炉、アンモニア排出量の88%を占める農業なども視野に各種の汚染対策を実施するとしている。これには、燃料やストーブの販売規制や暖房器具の性能向上、農家に対する設備・技術支援、施肥汚染の抑制措置も含まれる。なお、同戦略は、政府の産業戦略、クリーン成長戦略及び25カ年環境計画を補完するものである。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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