中国生態環境部、第13回全国人民代表大会常務委員会が生態・環境保護に関する法案を検討したと報告

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2019.01.23 【情報源】中国／2019.01.11 発表

　中国生態環境部（MEE）は、2018年12月23〜29日に北京で開催された第13回全国人民代表大会の常務委員会第7回会合が、環境の保護に関する複数の議題を審議したと報じた。議題の主なものは、国民の関心の高い環境問題に関する法案であったという。民法典に関しては、生態的・環境的損害が他者を害した場合の違反者の不法行為の責任や、法で定める機関が違反者に損害修復や補償を求める権限等に関する修正案、騒音管理法に関しては、建設事業にかかわる騒音管理施設は環境保護部局でなく国家規則による基準に従って検査・承認を受けることや、その騒音管理施設が存在しない、あるいは国の規則に合致しない場合の環境保護部門による修正命令に関する修正案が内容となった。さらに、資源税の1993年暫定措置が環境保護と資源の重点的投入に効果的であったとして、現行の税制と税額にもとづく法制化も議題となった。【中国生態環境部】