アメリカ環境保護庁、第7回キャンパス・レインワークス・チャレンジの募集を開始

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2018.09.19 【情報源】アメリカ／2018.09.04 発表

　アメリカ環境保護庁（EPA）は、大学生チームがキャンパスの雨水管理の設計案を競うキャンパス・レインワークス・チャレンジの募集を開始した。チームは大学キャンパスを実験台として、雨水汚染を軽減するグリーンインフラの開発に取り組む。グリーンインフラとは、自然の水循環過程を回復または模倣する多様な方法を指す。従来型のインフラの多くは雨水を運び出すよう設計されていたが、グリーンインフラは土壌や植生などを用いて降雨があった場所で雨水を管理する。同チャレンジには2012年以降で600近くの学生チームが参加している。過去の受賞者は、在来植生を増やし不浸透面を減らすことで雨水流出を軽減するもの、バイオリテンションや植樹によって局所的洪水を緩和するもの、などがある。設計は「実証プロジェクト」と「マスタープラン」の2部門で募集され、それぞれ優勝チームには賞金2000ドル、所属機関に3000ドル授与される。【アメリカ環境保護庁】