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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁とアメリカ魚類野生生物財団、沿岸地域の気候耐性を向上するプロジェクトの助成のため連携

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2018.07.13 【情報源】アメリカ/2018.06.29 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)とアメリカ魚類野生生物財団(NFWF)は、沿岸地域社会と魚・野生生物の生息地を保護するため、嵐や洪水の影響を緩和する自然インフラの回復、拡大、強化を図るパートナーシップを締結し、「全国沿岸レジリエンス基金」を設立した。初年度の投資額は3000万ドルで、対象として沿岸部の沼地・湿地、砂丘・砂浜、カキ礁・サンゴ礁マングローブ林、森林、堡礁島など嵐や海面上昇の被害を軽減するのに役立つ自然インフラを予定している。2017年にアメリカはハリケーンなど16件もの大規模な気象気候災害に見舞われ、損害額は過去最大の3062億ドルにのぼった。また沿岸部の多くの都市が年間10〜20日以上も高潮による洪水を経験し、道路の閉鎖、都市インフラの機能低下、水質の悪化など市民の安全と健康が脅かされる事態が起きている。基金はこうした状況に自然インフラを活用するというアプローチで対処し、沿岸地域社会の経済や生活を安定させ、同時に貴重な野生生物や生息地を保護していく。【アメリカ海洋大気庁】

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