一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス、省庁をまたぐ、政府として単一の海洋戦略を策定へ
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2018.07.05 【情報源】イギリス/2018.06.22 発表
イギリス政府は、外務・イギリス連邦省(FCO)のもと、複数の省庁にまたがる海洋保護の取組を一元化し、新たな海洋戦略を策定すると発表した。新戦略の策定は今後数カ月中に行われ、環境・食糧・農村地域省(DEFRA)、ビジネス・エネルギー・産業戦略省(BEIS)、運輸省(DfT)、国際通商省(DIT)の海洋政策業務をFCOに統合するという。これにより政府は、長期にわたって国の繁栄と海洋環境の健全性を保てるよう、より戦略的な海洋政策の実施を目指す。FCOのジョンソン大臣は、「世界の海とその生態系を守り、人々と財を保護し、持続可能な経済成長を支え、かつ政府の意欲的な環境対策を行う上で、国際海洋ガバナンスを改善・強化する必要がある」と述べた。現在FCOは、小島嶼開発途上国(SIDS)が持続可能な経済成長と繁栄を目指した海洋経済計画を策定するのを支援する「イギリス連邦海洋経済プログラム」や、イギリス及び同海外領内の海洋生物多様性の保護に取り組む「ブルーベルト計画」などに資金を拠出している。【イギリス外務・イギリス連邦省】