一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、連邦施設の土地再利用に関する初の年間優秀賞を発表
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2018.05.21 【情報源】アメリカ/2018.05.02 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、連邦施設の土地再利用の年間優秀賞を発表した。この賞は、連邦政府の土地の有効利用を目的とした修復を促す、連邦機関や州、部族、地域関係者、住宅開発業者等の努力、革新的アイデア、協力を評価している。連邦施設の汚染サイト浄化は経済成長と地域活性化を促進する可能性があるという。第1回となる今回の表彰は、1)有害廃棄物に汚染された地区を調査し浄化するスーパーファンド・プログラムの全国優先リスト(NPL)に記載された基地再編・閉鎖(BRAC)サイト、2)NPLサイト、3)NPL外のサイト、4)NPL外のBRACサイト、の4部門に分かれており、カリフォルニア州のマクレラン空軍基地跡地(NPLのBRAC)、イリノイ州の海軍グレンビュー航空基地跡地(NPL外のBRAC)など4件が選ばれた。
プルイットEPA長官の下、スーパーファンド・プログラムは、人の健康と環境の保護というEPAの基本的使命を前進させるための優先事項に改めて挙げられている。EPAは現在、同プログラムのサイトの中でも特に大きく複雑な、全国の連邦施設のNPLサイト174カ所の浄化・資産譲渡の業務に当たっている。【アメリカ環境保護庁】