一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 環境保護に対する連邦政府の予算が増額
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2018.05.14 【情報源】ドイツ/2018.05.02 発表
ドイツ連邦環境省は、2018年以降、数年間、連邦政府の環境予算が大幅に増額することを公表した。これは、連邦内閣が承認した2018年予算案と2019年から2022年の予算骨子案に基づくもので、特に国際気候保護対策、自然保護、放射性廃棄物の中間・最終保管に対する予算の増加が見込まれている。連邦環境省全体における2018年の予算は、建設・都市開発部門が連邦内務省に移行したことから20億ユーロ少なくなっているが、環境予算の支出額においては、前年比で23%増(3億7100万ユーロ増)となっている。国際気候保護対策では、2018年の予算は前年比で5000万ユーロ増の約4億3700万ユーロ、2019年から2022年の予算骨子では合わせて1億ユーロの増額が見込まれている。自然保護では、原生林を保護するための基金に対し、2019年以降、毎年1000万ユーロ拠出することが予定されている。環境保護の研究に対しては、今後、3年間、合計で約1400万ユーロ、増額される。また、環境省の予算において、2019年から2022年にかけて最も増額するのは、放射性廃棄物の中間・最終貯蔵施設、並びにその立地選択にかかる手続きとなっている。【ドイツ連邦環境省】