下水汚泥のリサイクル推進に向け、下水汚泥処理規則改正案を公表

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2002.10.30 【情報源】イギリス／2002.10.21 発表

　10月21日、下水汚泥の農用地へのリサイクル利用を促進し、環境庁による執行とモニタリングを改善するため、下水汚泥処理規則の改正案が、イギリスのエリオット・モーレイ水道大臣より発表された。
　すでに、イギリス水道協会（Water UK）とイギリス小売協会（British Retail Consortium）の間で、自主的な「汚泥安全マトリックス（Safe Sludge Matrix）」協定が結ばれているが、自主的な基準を法制化することとなる。
　主な改正点は以下のとおり。
・Ｏ１５７やサルモネラ菌といった強力な病原体が食物連鎖内に入り込まないよう、下水汚泥処理段階での条件を強化する。
・収穫・放牧に関して、より厳しい、散布後の管理規制を導入する。
・1999年末より自主的に禁止されてきた未処理汚泥の農作物への利用を、全面的に禁止する。
・品質管理の改善及び規制の効果的な実施のため、規制手続を強化し、記録を詳細に残す。
【イギリス環境・食糧・地方事業省】