一般財団法人環境イノベーション情報機構
ニュージーランド、国連の海洋ごみ削減キャンペーンに参加
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2018.03.27 【情報源】国連/2018.03.12 発表
国連環境計画(UNEP)は、ニュージーランドが、海洋ごみ削減のための「クリーン・シー・キャンペーン(#CleanSeas)」に参加したと発表した。同キャンペーンは、UNEPが2017年2月に開始したものであり、政府や一般市民、市民団体、民間部門に協力を呼びかけ、使い捨てプラスチックの利用を減らすなどの取組を通じて、海のプラスチックごみ問題を解決することを目指している。今回、ニュージーランドは42番目の参加国となった。同国は、2020年までに廃棄物を大幅に削減するという目標を掲げており、ごみの排出自体を抑えてプラスチックの海洋流出を食い止める方針である。このため、マイクロプラスチックを含有する製品の禁止、使い捨てレジ袋の廃止に向けた検討、海洋ごみに関する情報収集の支援等を実施していくという。科学者によると、海洋に流出したプラスチックごみは現時点で推計1億5000万トンに達する。何も対策が講じられなければ、2050年までに海洋中のプラスチックは海にいる魚全体の重量を超えてしまうという。【国連環境計画】