新しい遺伝子組換体指令が発効

　EUのマーゴット・ヴァルストロム環境委員は、「遺伝子組換体の環境中への慎重な放出に関する指令（2001/18/EC）」が10月17日に施行されたことを歓迎した。この指令は過去10年にわたり適用されていた旧指令（90/220/EEC）に代わるものである。新たな指令では、遺伝子組換体の市場流通前に、より詳細な科学的評価が実施されることとなり、また、承認手続きの中で公衆協議が導入されるなど透明性が改善された。さらに市場流通後のモニタリングも義務付けられ、概況調査と併せて、長期的な影響の可能性も評価される。【欧州委員会環境総局】