一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、アメリカ領サモアの環境保護に1070万ドル提供
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2018.02.08 【情報源】アメリカ/2018.01.24 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)の太平洋岸南西部地域管区(地域9)は、アメリカ領サモア環境保護局(AS-EPA)に人の健康と環境を保護する能力強化のため230万ドル、同電力局(ASPA)に水インフラプロジェクトのため840万ドルを提供すると発表した。AS-EPAは、大気、水、土壌の検査支援、汚染地浄化、燃料貯蔵タンクの点検等にEPA資金を利用するほか、アメリカ領サモア全住民の飲料水確保、河川の水質改善やサンゴ礁保全、離島全体での発電を100%再生可能エネルギーにするための太陽光発電・蓄電池システムの追加設置によるオフ島、オロセガ島でのディーゼル排気削減、農業従事者の適正な農薬使用への技術支援等が優先的に対象になるとしている。一方、ASPAへのEPA水質浄化・安全飲料水州回転基金プログラム(飲料水・廃水のインフラ整備支援)による今年度の拠出金は、新規井戸の飲料水システムへの接続、送水管改良、下水管延長等のプロジェクトが助成対象となり、従来の水煮沸勧告の解除など飲料水の水質向上が見込まれるとしている。【アメリカ環境保護庁】