一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連気候変動枠組条約、貧困国を気候リスクから守る保険制度の創設を報告
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2018.02.05 【情報源】国連/2018.01.19 発表
国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、アフリカとアジアの貧困国を気候災害から守る「アフリカ・アジア気候レジリエンス災害保険制度(ARDIS)」が創設されたことを報じた。ケニア、マラウイ、マリ、ザンビア、カンボジアの干ばつやミャンマーの熱帯低気圧による気候災害を対象とし、女性農業者とその家族を中心に最大400万人に保険を提供する。2018年後半には洪水を対象範囲に含める予定だという。この制度は2020年までに貧困下にある脆弱な4億人に保険を提供することを目的として2015年にG7によって起ち上げられたInsuResilienceイニシアティブの一部。2017年に開催されたCOP23ではG20諸国と最も脆弱な49か国から成るV20諸国のパートナーシップであるInsuResilienceグローバルパートナーシップが起ち上げられ、行動が加速している。ARDISは、InsuResilience投資信託が、マイクロファイナンス機関ビジョンファンド・インターナショナル、イギリス政府が支援するベンチャー企業グローバルパラメトリックスと共に運営する。【国連気候変動枠組条約】