一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、北マリアナ諸島自治連邦区の環境事業に860万ドル助成
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2018.01.17 【情報源】アメリカ/2017.12.21 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、北マリアナ諸島自治連邦区の環境保護や水設備改善のため860万ドル助成すると発表した。うち230万ドルは北マリアナ諸島自治連邦区環境沿岸質局(BECQ)に提供され、調査、緊急時対応、ラドン評価、サンゴ礁保護、汚染した土地や河川の浄化、農薬使用の安全性監視、浜辺の浄化と飲料水の安全確保、有害廃棄物や大気清浄化プログラムの改善に用いられる。BECQは、サイパン島の地下貯水タンクからの漏洩の評価と永久閉鎖も実施する。残りの630万ドルは公共事業公社(CUC)に提供され、24時間利用できる飲料水サービスの拡充や、飲料水の水質改善、水汚染の防止に用いられる。具体的事業としては、給水管の交換、飲料水用井戸の改修、水設備改修事業などがある。下水道ポンプ場、排水処理施設の改善、その他の下水設備の交換も支援し、サイパン島、テニアン島、ロタ島などの島民の生活の質が大幅に向上すると期待されている。【アメリカ環境保護庁】