一般財団法人環境イノベーション情報機構
スウェーデンとフランス、パリ協定の迅速な実施で協力
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.11.01 【情報源】スウェーデン/2017.10.20 発表
スウェーデンのロヴィーン副首相とフランスのポワルソン環境連帯移行副大臣は2017年10月20日ストックホルムで会談し、パリ協定の実施を加速するための取り組みを共同で行うことに合意した。発表によると、両大臣は以下のような内容に合意し、これらの施策がEU市民を気候リスクから守るだけでなく、EUの競争力を高めるものと強調した。・気候変動分野でのEUのリーダーシップ強化のため、EUの16か国で構成するグリーン成長グループ(GGG)内での恒久的対話を計画する。
・このGGGの枠組みで、両国は2020年以降の欧州予算(多年次財政枠組み)に、パリ協定の気温目標が組み込まれるよう努力する。
・2018年促進的対話に関し、EUは野心のレベルを引き上げる用意をする必要がある。
・EUにとって自動車の排出削減は特に重要であることから、欧州委員会の新たな自動車CO2基準案は、ゼロエミッション車の普及を促す野心的なものとし、2025年までの明確な目標と長期(2030年頃)目標とを設ける必要がある。電力による輸送への移行も加速する。
・12月のパリ気候サミットについては、低炭素経済に向けた資金の流れを増やすため資金に関する行動を調整する。
【スウェーデン環境・エネルギー省】