ドイツ　資源採掘に関わる環境リスク評価方法を提示

　ドイツ連邦環境庁は、資源採掘に関わる環境リスクの可能性を評価し、リスクを持つ資源を確認するための手法を提案した。企業や市民グループ、行政機関による利用が期待されている。ドイツをはじめとする鉱業資源を利用する産業国では透明性のある資源の流れや企業責任に対する要求が高まっている。鉱山に対する社会的環境的紛争や抗議は増えており、鉱業部門のグローバル企業には、自主的な環境基準の設定が求められるようになった。手法に開発に携わる研究プロジェクトは、連邦環境庁の支援により、エコ研究所等が進めるもので、第1期では、資源の採掘における環境リスクのポテンシャルに関する評価表法が、地域限定、かつ特定の資源を対象に開発された。現在、進められている第2期では、手法の開発が進められ、約50の鉱山で採掘される資源で利用される。結果は2018年末に提示される。【ドイツ連邦環境省】