一般財団法人環境イノベーション情報機構
オランダ社会基盤・環境省、交通インフラや水対策への2018年の方針を表明
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2017.10.04 【情報源】オランダ/2017.09.19 発表
オランダ社会基盤・環境省(I&M)は、持続可能な交通網や水対策を2018年の計画で強化していく方針を明らかにした。・水対策:海抜の低いオランダが洪水から国土を守り、淡水の供給を確保するために毎年策定するデルタプログラムに、2018年には初めて「国土の適応に関するデルタプラン」を加える。これは、気候変動で多発する洪水や高温、干ばつの影響を最小限にし、回復力を高めるための戦略で、2018年には約11億ユーロの予算を計上している。
・気候:パリ協定に沿って、2030年目標(温室効果ガスを1990年比で40%削減)の達成に必要な施策と技術革新を策定中。
・循環型経済:政府は、2050年までに循環型経済を確立する目標を掲げている。2017年に決定した原材料協定は、バイオマス、食品、製造など各部門でこの目標を達成するための具体的計画を定めており、2018年はこれを実行に移す。
このほか、政府は道路、水路、鉄道などの交通網拡充、交通技術の革新などを進める方針で、インフラ関連で62億ユーロの投資を予定している。【オランダ社会基盤・環境省】