一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界気象機関など、干ばつ問題についての助言を提供するオンラインヘルプデスクを開設
【地球環境 砂漠化】 【掲載日】2017.09.20 【情報源】国連/2017.09.06 発表
世界気象機関(WMO)は、世界水パートナーシップ(GWP)等と共に、世界中の干ばつに悩む人々のニーズに即した助言を行うため、包括的干ばつ管理プログラム(IDMP)のオンラインヘルプデスクを立ち上げた。同プログラムは、政策アドバイスを含め、包括的な干ばつ管理に関する科学情報や知見、成功事例などを提供して干ばつ対策に役立てようと、2013年にWMOとGWPが開始したものである。今回開設されたヘルプデスクは、サイトの「質問」や「閲覧」の機能を活用して専門家に直接質問をしたり、干ばつ管理に関する広範な知見を得ることができる。WMOとGWPの他、干ばつ管理についての専門知識を有するIDMPの共同スポンサー機関が、ヘルプデスクを通じた質問に対応するという。利用者としては、干ばつ問題を扱っている政府担当者や市民団体、気象学者、研究者、民間の専門家などが想定されている。WMOのターラス事務局長は、「干ばつに対する回復力をつけ、被害を縮小することを目指している」と述べた。【世界気象機関】