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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、絶滅危惧種回復プロジェクトに計580万ドルを助成

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2017.08.24 【情報源】アメリカ/2017.08.10 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、絶滅の恐れのある海洋生物種の回復プロジェクトを支援するため、州や部族社会に580万ドルを助成すると発表した。4州と1部族社会の新プロジェクト計6件に約110万ドル、20州と2部族社会の継続プロジェクト計22件に約470万ドルを提供する。
 生物種回復助成プログラムの下、NOAAは州や部族社会に助成金を交付し、絶滅危惧種保護法(ESA)の保護が不要なレベルまで回復させる管理・調査・普及活動を支援している。また、保護対象として検討中の種や絶滅危惧種リストから最近除外された種の監視を支援することもある。
 NOAAはESAの対象種のうち、クック湾ベルーガ(シロイルカ)やタイセイヨウサケ、シロアワビなど8種を近い将来に特に絶滅が危惧される種として保護の取組に着手しており、今回はその一環として、これらの種の回復に重点を置くプロジェクトを助成している。
 なお、NOAAは2018年度についてもこの取組を重視し、助成プロジェクトの公募を開始した。申請は州・部族社会ともに2017年11月1日まで受け付ける。【アメリカ海洋大気庁】

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