カナダ環境・気候変動省、連邦持続可能な開発法の改正案を提出

【環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2017.07.03 【情報源】カナダ／2017.06.19 発表

　カナダ環境・気候変動省は、カナダ連邦持続可能な開発法の改正案を提出したことを報告した。同法は連邦持続可能な開発戦略の策定と実施、持続可能な開発に関する目標設定を要求するもので、連邦持続可能な開発戦略は国民が進捗を追跡できる明確で測定可能な目標を含む。2016〜2019年の連邦持続可能な開発戦略は、同法に基づく3期目の3か年戦略であり、カナダが世界で最も環境に優しい国の一つとなるための13の目標を含んでいる。今回の改正案は、カナダ政府の環境パフォーマンスの進捗を利害関係者が評価する機会をつくるほか、透明性や報告、監視のため高い基準を設けている。また、多様性や男女平等を尊重し、先住民およびカナダ国民と共に持続可能性の保全に継続して取り組むものでもある。改正案は、「環境と持続可能な開発に関する常任委員会」の報告書に対応するもので、今回キャサリン・マッケナ環境・気候変動相は同報告書で指摘された推奨事項の進捗についても報告した。【カナダ環境・気候変動省】