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環境ニュース[海外]

雇用・消費者・環境にメリットのある養殖漁業戦略を提案

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2002.09.30 【情報源】EU/2002.09.19 発表

 欧州委員会は、今回初めて、ヨーロッパの養殖漁業の持続可能な発展のための戦略を発表した。この戦略は共通漁業政策改革のために委員会から提出されていた一連の提案の一部である。
 新たな戦略では、雇用の確保、漁業生産物の安全性と動物の福祉、環境配慮を3つの柱としている。フィシュラー農業・田園地域開発・漁業委員は9月24日に開かれる漁業担当の閣僚理事会にこの提案を提出する予定である。
 環境に関して以下のような事項が盛り込まれている。
●漁業生産物の安全性等
 2004年から2006年にかけて、飼料及び食料中のダイオキシンの最大許容量の削減を目的とした許容量の見直しを予定。漁業生産物中の抗生物質その他の残留物のモニタリング及び管理を強化。有害な赤潮についてさらなる調査を実施。
●環境上健全な養殖漁業
-集約的な養殖漁業からの排水による影響を削減(排水処理設備の設置などを奨励)。
-生物多様性の喪失を避けるため、国際海洋探査委員会(the International Council for the Exploration of the Sea:ICES)の実施コードに沿った外来種管理方法を提案。遺伝子組換体に関して特別な規則が必要か検討。
-統合的汚染防止・管理指令の対象に集約的な養殖漁業を含めるか検討。
-調査研究への支援
【欧州委員会環境総局】

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