一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、2015年型自動車で自動車メーカーは温室効果ガス排出基準を達成したと報告
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.11.14 【情報源】アメリカ/2016.11.02 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、2015年型の自動車の製造でアメリカのすべての大手自動車メーカーが温室効果ガス排出基準を達成したことを報告した。マイル当たりのCO2排出量の基準が13グラム厳格化されたのにも関わらず、その基準を平均7グラム下回ったという。燃費もガロン当たりの走行マイル(mpg)が24.8mpgに達し、過去最高を記録した。2011年比では燃費は2.4mpg向上し、マイル当たりのCO2排出量は10%低下した。自動車メーカーは、ターボチャージャー、エンジンのダウンサイジング、変速機の改良、車体の軽量化、自動車空力およびアイドリングストップシステム、部品や空調システムの改良などの燃費技術を迅速に導入しており、販売されている100車種以上の2016年型の自動車は既に2020年の基準を達成しているという。EPAは、自動車の温室効果ガス排出基準によってこれまでにCO2排出量を1億3000万トン近く削減していると見積もっている。【アメリカ環境保護庁】