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環境ニュース[海外]

第11回五大湖水質レポート公表を受けて

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2002.09.24 【情報源】カナダ/2002.09.12 発表

 カナダ連邦環境省は9月12日、国際共同委員会(International Joint Commission:IJC)が第11回五大湖水質レポートを公表したことを受け、歓迎の声明を発表した。
 IJCは、「カナダ・アメリカ五大湖水質協定」により設立された機関で、同協定の進捗状況をモニタリングしている。IJCは、五大湖のエコシステムに関する報告書を2年毎に作成している。今回のレポートでは、「エコシステム指標の重要性」、「汚染堆積物と人体への影響に関する化学的復元等復元に対するさらなる取組みの重要性」、そして「外来種のさらなる侵入の防止等生物学的保全の必要性」の3つの分野に関して勧告を行っている。カナダ政府は、このレポートに対し、2003年の初旬に正式な回答を行う予定。
 アンダーソン環境大臣は、「五大湖は、過去50年間でもっともクリーンな状況だ。スペリオール湖では、マスなどの個体数が、自力で繁殖できるところまで回復してきている」と評価しながらも、「まだまだやらなければならないこともあり、カナダの水資源を一層保護するためには政府間の協力が鍵になる」と気を引き締めた。【カナダ連邦環境省】

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