一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ 「統合環境プログラム2030」を公表
環境行政】 【掲載日】2016.09.23 【情報源】ドイツ/2016.09.08 発表
ドイツ連邦環境省は、「統合環境プログラム2030」を公表した。ここでは、政治や経済、社会における重要分野をどのように環境に配慮し、持続可能な形にしていくのか、目標と提案がまとめられている。ドイツは、気候変動、燐と窒素の排出、熱帯雨林の喪失の分野において特に負担制限値を上回っていることから、ヘンドリックス連邦環境相は、「我々の生活スタイル、消費、グローバルに結びついた経済は、地球における自然資源に負担をかけており、他国の生存と発展のチャンスを脅かしている」と指摘した。「統合環境プログラム2030」には、環境に配慮した経済・財政政策、連邦における環境政策の強化、新しい福祉の形、そして市民と企業による持続可能な行動への支援が含まれている。連邦環境省は、統合環境プログラムをドイツ環境政策における未来に関する社会的対話への幕開けとして位置づけており、ヘンドリックス環境相は、「エコロジー変革は、政治、経済、社会の幅広い連携によって達成できるものであることから、統合環境プログラム2030には、環境省の管轄分野を超えた政策が含まれている」と述べた。【ドイツ連邦環境省】