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環境ニュース[海外]

カナダとアメリカ、渡り鳥条約の締結が100周年に

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2016.09.01 【情報源】カナダ/2016.08.16 発表

 カナダとアメリカは、1916年8月16日に両国間で締結された渡り鳥条約の100周年を迎えた。1914年に、かつては北アメリカで30〜50億羽生息していたと推定されるリョコウバトが、シンシナティ動物園で飼育されていた最後の1羽マーサの死亡とともに絶滅した。当時は自然資源の過剰利用が当然のように行われており、食用または帽子の羽飾りのための狩猟や生息地の破壊によって、渡り鳥個体群は激減していた。こうした中、両国は国境をまたがる種の保全のため協力する必要性を認識し、野鳥保護の初の国際協定として同条約を締結した。同条約はその後の鳥類保護の基盤となり、カナダ議会は1917年、アメリカ議会は1918年にそれぞれ渡り鳥条約法を承認した。両国は、同条約100周年を祝し、2016年8月を通して、市民が参加できる鳥類保護のための多数の方法を紹介しており、鳥類のために簡単に実行できる行動を紹介するウェブサイトも開設している。

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