一般財団法人環境イノベーション情報機構
世界資源研究所、パリ協定の目標を達成するための具体的方策を分析
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.06.07 【情報源】研究機関/2016.05.19 発表
世界資源研究所(WRI)は、資金動員、気候変動の緩和と適応、透明性、説明責任など、パリ協定の10つの主要要素を効果的な規則、ガイドライン、プロセスによって推進する方法をまとめた報告書を公表した。パリ協定は55か国以上が批准して批准国の温室効果ガス排出量が世界全体の55%に達すると自動的に発効し、その後開催される第1回パリ協定締約国会合で規則、ガイドライン、プロセスを採択する。この報告書は、それまでの限られた期間で行うべき作業を提言と共にまとめたもので、1)2020年以前および以後の目標を高めるためのプロセス改善の主なアプローチ、2)各国が自主的に決定する約束(新規および更新)に関する提言、3)透明性および説明責任を強化することで、信頼を構築するために追加ガイダンスが必要な領域、などが取り上げられている。また、WRIは報告書と共にパリ協定の実施へ向けた作業および意思決定の時期と順序を示す視覚的マップも公開した。