フィンランド、2017〜2025年の新たなエネルギー効率化協定実施へ
フィンランド環境省は、2017〜2025年に国内で新たなエネルギー効率化協定を実施することを発表した。この協定は、フィンランドに課せられた国際的なエネルギー効率化の目標を、法律や強制力のある措置を新たに導入することなく達成するため、中央政府や参加部門によって自主的に作成および実施するもの。2017〜2025年には、ビジネス部門(製造業、エネルギー、サービス)、不動産部門、地方自治体、石油暖房設備におけるエネルギー使用を効率化するため4つの協定を実施する。フィンランドにおけるエネルギー使用は1990年代から自主的協定を通じて効率化されており、今回の協定は第3期となる。協定を通じた企業や自治体の取組により、2015年初めからの年間エネルギー節約量は60万戸以上の一戸建住宅における年間エネルギー使用量に相当し、350万トン以上のCO2排出削減につながっているという。協定には、フィンランド産業連盟、地方自治体協会、不動産の業界団体などが参加、2016年10月14日に参加機関と関係省庁による署名式が予定されている。
情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)
プレスリリース