ドイツ 海洋廃棄物の対策を進めるために円卓会議を設置

【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2016.04.08 【情報源】ドイツ／2016.03.18 発表

　ドイツ連邦環境省は、海洋廃棄物に対する共同対策を強化することを目的に、連邦環境庁、ニーダーザクセン州と共同で円卓会議を開催したことを公表した。所轄官庁や研究所、漁業団体や環境団体などから、約50人の専門家が参加した。円卓会議は、海洋戦略枠組み指令の対策プログラム、及び北海・バルト海地域行動計画において定められているもので、海洋廃棄物に対する国家対策を調整し、実行していく役割を担うことが求められる。これには、漁業器具の海洋廃棄の回避も含まれており、すでに漁業団体との協議も始まっている。また、プラスチック袋の削減に関する小売業界の自主義務やプラスチック廃棄物に対して高いリサイクル率を課した新しい資源物質法の制定など、プラスチック廃棄物の環境への投入の回避を目指し、取り組みは進んでいる。円卓会議には、漁業や船舶、プラスチック産業、学術界、州、連邦、自治体、観光、環境団体、芸術産業などの代表が参加することになる。【ドイツ連邦環境省】