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環境ニュース[海外]

イギリス環境・食糧・農村地域省、河川から魚類の回遊の障害を取り除く取組を強化

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2016.03.30 【情報源】イギリス/2016.03.14 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、河川からダムや取水口などの魚類の回遊の障害物を除去する、もしくは設備を通過または迂回する水路を構築する計画を公表した。障害物を取り除くことで、一生の間に河川や海洋を回遊するサケなどの魚類の繁殖や種の保全を促進するという。一部の河川では、迂回水路の構築や取水口への侵入を防ぐ保護網の設置が既に実施されており、2009年以降、イングランドのサケが繁殖する河川で82の水路を構築し、障害物の除去により計5767キロメートルの移動可能な水路を確保してきたという。今回、主な障害物への対処を要件とする新法を策定し、取組をさらに強化することが提案された。この取組はリバー・トラスト協会などの全国規模のパートナー機関や、水道会社、排水管理局、河川の所有者や農家と連携して実施する。この取組により、魚類の個体数や種多様性を保全するとともに、漁業やレクリエーションとしての釣りの機会を改善し、観光業などを通じて地域経済の活性化にもつながると期待されている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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