一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ海洋大気庁、地域沿岸レジリエンス助成プログラムから450万ドルを追加助成
地球環境】 【掲載日】2016.03.22 【情報源】アメリカ/2016.03.08 発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、沿岸地域社会が、極端気象や気候災害、海面上昇など海洋状況の変化による脅威に備えるための事業に、地域沿岸レジリエンス助成プログラムから、2016年2月に公表された450万ドルに加え、さらに450万ドル追加助成することを発表した。同プログラムは、科学に基づく解決策を用いた包括的な地域事業を助成する。今回の募集では130件以上の応募があり、政府、学術界、民間部門の代表者など沿岸管理の専門家による審査を経て、計12件の事業が選出された。これらの事業には、200の沿岸地域社会と19の州が含まれるという。例えば、アメリカの大西洋沿岸の中でも海面上昇率が極めて高いバージニアビーチでは、インフラの再配置や新設基準を含む新たな戦略を策定するという。NOAAは、「このプログラムは地域に基づく手法とパートナーシップに重点を置き、地域社会がリスクと脆弱性を把握し、連携して取組を進めることを支援する」としている。【アメリカ海洋大気庁】