一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連気候変動枠組条約事務局長、2025年までに石炭火力発電所を閉鎖するイギリス方針を歓迎
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.12.07 【情報源】イギリス/2015.11.18 発表
イギリスのアンバー・ラッド・エネルギー・気候変動大臣が2015年11月18日、「2023年以降石炭の使用を制限し2025年までに削減対策のない石炭火力発電所をすべて閉鎖する」方針案を発表したことについて、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)のクリスティーナ・フィゲレス事務局長はこれを歓迎し、「産業革命を誕生させた国が石炭の使用を止めようと決定したことの意味を過小評価してはならない。その国が今や風力発電のリーダーとなっている」と述べた。石炭に関しては、潘基文国連事務総長が2014年、企業や投資家に対し、化石燃料、特に石炭に対する投資の引揚げ(ダイベストメント)を求める声明を発表。またアメリカや日本などの主要国が海外の石炭火力発電所建設への資金提供を制限することを表明しており、UNFCCCはいずれもパリ気候変動会議を前に排出削減への力強いメッセージとなったとしている。【国連気候変動枠組条約】