一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

持続可能な開発に関する国別報告書を発表

環境行政 行政資料】 【掲載日】2002.08.20 【情報源】カナダ/2002.08.09 発表

 カナダ連邦政府は8月9日、ヨハネスブルグ世界サミットの開催を前に、「持続可能な開発:カナダの展望(Sustainable Development: A Canadian Perspective)」と題する国別報告書を国連に提出した。この報告書は、持続可能な開発に対するカナダの過去10年間の歩みと、今後の課題や現在の取組みをまとめている。
 報告書は、カナダ環境大臣、国際協力大臣及び外務大臣が共同で発表。カナダがサミットで追求すべき点について、国民から多くの意見を聴取したうえで作成された。
 カナダのこれまでの取組みについて、報告書は次の点を強調。政府、私企業及びカナダ国民はかつてないほど環境意識が高まっていること、平均的にカナダ国民の生活水準は向上し、低いインフレ率とともに経済成長を遂げたこと、多くの私企業が環境管理に率先して取組んでいること。
 また、報告書は、カナダの国際協力プログラムが、海外での持続可能な開発に役立っていることにも言及。カナダは、今後3年間でODA予算を10億カナダドル(約780億円)増やすことにしており、その中から、5億カナダドル(約390億円)がアフリカにおける持続可能な開発の促進に当てられる予定。ODA予算は毎年8%増額されており、2009-2010年までには倍額になる見通し。
 そして今後貢献できる分野として、次の点に焦点を当てたいとしている。アフリカに焦点を当てたグローバルな持続可能な開発、環境に関する国際ガバナンスの強化、健康と環境の関連性の調査、天然資源の持続可能な開発の促進、持続可能な開発を達成するためのパートナーシップの促進(特に、私企業、市民社会、途上国との連携)
【カナダ連邦環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク