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環境ニュース[海外]

粒子状物質等の新たな削減目標を発表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2002.08.19 【情報源】イギリス/2002.08.05 発表

 イギリスのマイケル・ミーチャー環境大臣は、「国家大気質戦略(Air Quality Strategy)」改訂のために募集した一般からの意見を取り入れ、イングランドにおける新たな大気汚染削減目標を発表した。今回、粒子状物質、ベンゼン、COの削減目標が強化され、また、初めて多環芳香族炭化水素(PAHs)の目標値も発表された。
 国内の大気汚染レベルは数々の削減対策により改善してきている。しかし、粒子状物質については、医学専門家から、長期間曝露すると心臓病などにより死期が早まる可能性があると指摘されていることから、従来の目標値から50%以上引き下げた厳しい数値目標を新たに設定した。
 粒子状物質に関する新たな目標は、
・2010年までに1日あたりの汚染レベルが50マイクログラム/m3を超える日を年間7日以内に抑制し、年間目標を20マイクログラム/m3とする。
・ロンドンにおいては、2010年までに、1日あたりの汚染レベルが50マイクログラム/m3を超える日を年間10日以内に抑制し、年間目標を23マイクログラム/m3とする(市長と当局は2015年までに年間平均を20マイクログラム/m3に抑えるべく努力する)
 今回の目標値は、最新の健康に関する意見、及び最近合意されたEUの大気質規制を反映したものとなっている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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