一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス最高行政裁判所 水鳥の狩猟解禁日に関し裁定
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.08.19 【情報源】フランス/2002.08.02 発表
フランスのエコロジー・持続可能な開発大臣、バシュロ・ナルカン氏は、首相の要請により、水辺の狩猟鳥獣と渡り鳥の狩猟解禁日に関するデクレ1本及び省令(アレテ)4本を再編しながら、持続可能な狩猟の条件づくりを目指している。同大臣は、欧州レベルでも最も信頼できる、最新の科学的知見に基づいた新たな規則の枠組みの中で、EUの「野鳥指令」の目標を尊重するよう配慮してきたとしている。しかし、最高行政裁判所にこれら3本の省令の一時停止審理手続きが付託され、同裁判所は8月1日に裁定を下した。このうち、コルヴェールガモに関する省令は一時停止とされた。また、8月の公共海浜地区における狩猟に関する省令も部分的に停止とされた。他の省令についてはそのまま維持された。大臣は基本的な判断を行う目的で、この裁定のもととなっている事項を確認するため、同裁判所に対してその論拠を求めていく予定だ。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】