一般財団法人環境イノベーション情報機構
国連砂漠化対処条約、2015年度Land for Life賞の受賞機関を発表
【地球環境 砂漠化】 【掲載日】2015.08.17 【情報源】国連/2015.07.28 発表
国連砂漠化対処条約(UNCCD)は、持続可能な土地管理の優良事例を表彰する「Land for Life賞」の2015年度の2つの受賞機関を発表した。SEKEM(エジプト)は、エジプトの2000ヘクタール以上の砂漠を回復させるためにバイオダイナミック農法を導入した。その他、世界に先駆けてオーガニックコットンの栽培を進め、エジプトの繊維工業における化学物質の使用を90%削減することにも寄与したという。
Elion Resources Group(中国)は、砂漠や都市部の劣化した土地における環境保全に重点を置き、クブチ砂漠の10万人の農業者の生活を改善し、1万1000平方キロメートル以上の劣化した土地を生産力のある土地に転換した。また、環境に優しい発電技術の推進、シルクロードにおける環境保全のための基金の設立が評価された。
2015年度は賞金の授与はないが、2015年10月にトルコで開催されるUNCCD第12回締約国会議などの場で受賞機関の取組が紹介されるという。【国連砂漠化対処条約】