大気汚染防止技術指針を改正

　ドイツ連邦政府は、7月30日、大気汚染防止技術指針（TA Luft）の改正版を公表し、10月1日より施行すると発表した。
　新たな指針により、行政庁は、大気汚染防止のための最新の手法を活用できるようになる。さらに、これにより、一層の法的安定性、及び施設許認可手続きにおける計画の安定性を確保することもできる。
　この指針は、産業・商業施設の許認可の際、遵守されるべき環境保護上の様々な要請を具体化するもの。施設の許認可手続きにおいて、排出基準の検討に関する手段について定められている。
　今回の改正によって、施設許認可手続きはEUの法規に適合したものとなる。EUは、第5次環境行動計画の枠組の中で、煤塵、ガソリン等の重要な有害物質の最大含有量を定めている。
　今回の指針により、施設の許認可、重要な変更、改修に関して、連邦における実務の統一性を確保することができる。【ドイツ連邦環境省】