アメリカ環境保護庁、2015年度エネルギースター建物コンテストを開始

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.08.05 【情報源】アメリカ／2015.07.22 発表

アメリカ環境保護庁（EPA）は、2015年度のエネルギースター建物コンテスト（Battle of the Buildings）の開始を発表した。アメリカの商業用建物の年間エネルギー使用量と温室効果ガス排出量は、それぞれ国全体の17％を占め、そのコストも年間1750億ドルを下らない。同コンテストは、エネルギーと水の使用量を削減し、エネルギー効率化、炭素汚染の低減、コスト削減を実現するため、今年は全米で6500棟以上の建物と125チームが参加する。
コンテストは、5棟以上の建物のエネルギー総量を競うチーム部門と個々の建物で競う部門があり、参加者は、EPAのオンラインツールを用いてエネルギーと水の消費を記録し、設備の最適化や改修、所有者の行動を変えることで年間の削減率を競う。さらに、1000棟以上の建物が特別水削減部門に参加し、EPAのウォーターセンスプログラムと協力して商業用建物における水管理の優良事例を実施するという。昨年度は、参加者全体で20億kBTU（英熱量単位）超のエネルギー、5000万ドルの光熱水費を削減し、60棟以上が年間20％以上のエネルギー削減を達成した。【アメリカ環境保護庁】