一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカとブラジル、気候変動対策における連携強化を発表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.07.14 【情報源】アメリカ/2015.06.30 発表
アメリカとブラジルは、気候変動対策において両国の連携を強化すると発表した。両国は、パリ気候会議で意欲的かつ公平な成果が生まれることへの期待を改めて表明し、気候変動の緩和へ向けた取組は社会・経済的に利益をもたらすという認識を共有した。また、両国は2005年以降現在までの温室効果ガス(GHG)排出削減の成果(アメリカは約10%、ブラジルは約41%削減)を確認した。2020年以降の目標については、アメリカは、GHG排出を2025年までに2005年比で26〜28%削減することを目指し、ブラジルは、2030年までに1200万ヘクタールの森林を再生させ、電力全体に占める再生可能エネルギー(水力を除く)の割合を28〜33%に増やすとしている。さらに、両国は「アメリカ–ブラジル気候変動ワーキンググループ(CCWG)」を起ち上げ、気候変動に関する共同イニシアティブを実施する。ワーキンググループは、2015年10月までに開始され、持続可能な土地利用、クリーンエネルギー、気候変動への適応などで連携を強化するという。【アメリカホワイトハウス】