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環境ニュース[海外]

国連機関等、渡り鳥への影響の少ないエネルギーのあり方を探り世界渡り鳥デー(WMBD)イベント開催へ

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2015.05.25 【情報源】国連/2015.05.08 発表

 国連環境計画(UNEP)等の国際機関が主催する「世界渡り鳥デー(WMBD)2015」が2015年5月9、10日に世界80カ国で開催される。今回は「Energy - make it bird-friendly」(渡り鳥への影響の少ないエネルギー)をテーマに、渡り鳥とその生息地への影響を最小限に抑えるエネルギー技術の展開に重点をおき、教育プログラムや野鳥観察など100以上のイベントが各地で開催される。渡り鳥は適切な餌場や繁殖地を求め何千qという距離を移動するが、その移動にはさまざまな危険が伴う。また、生息地の環境は、人口増加、急速な都市化、汚染などによって悪化している。中でも風力発電所等の設置や送電線の整備など再生可能エネルギーの開発が衝突事故や感電死をもたらすなど大きな影響を及ぼしているという。渡り鳥の絶滅の危険性を高めることなく、再生可能エネルギー技術の開発と展開を確保することが世界の課題であり、今後は、送電線を地下に設置するなどの対策を講じ、効果的な法令や国際的なガイドラインによって補完する必要があるという。【国連環境計画

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